創業者 塚田甚太郎のおじいさんは凄腕だった

1917年(大正6年)発行 「名立案内」
1917年(大正6年)発行 「名立案内」

 

📚塚田の昔📚

 

事の始まりは新潟県上越市名立区(旧 名立町:なだちまち)の地元の方からの電話でした。

 

名立の古い資料について整理していた所、170年ほど前に活躍していた宮大工 塚田 甚七(つかだ じんしち)氏が、どうやら塚田牛乳の創業者、塚田 甚太郎(つかだ じんたろう)の祖父にあたるのではないか?

という内容でした。

 

 

 塚田 甚七が携わった健命寺の写真(撮影 塚田好男氏

 

 

その電話を受けて過去帳や戸籍謄本を調べ、名立にある古い資料の内容をつなぎ合わせていくと、実際に甚七氏は甚太郎の祖父であることが分かりました。

 

甚七氏は神社・仏閣の彫刻建築などの仕事をしており、大変腕の立つ宮大工だったようです。

 

1917年(大正6年)の弊社広告
1917年(大正6年)の弊社広告

 

この写真は今から105年前の弊社広告です。

 

当時は牛乳製造だけでなく、甚太郎の父 文吉(ぶんきち)が行っていた商いを引き継いだため、麹や味噌も取り扱っていました。

資料によると、甚太郎の弟、塚田 塚蔵(つかだ つかぞう)氏は高田で支店を開業し牛乳搾取(牛乳製造)を行っていました。(後の塚田牛乳店)

 

 

 


名立今昔 (発行:ふるさと名立のくらしと文化伝統を語り継ぐ会)2022年3月発行

 

塚田家のルーツを知ることができ、また、100年以上前の広告をきれいな状態で見ることができ感動しました。

 

ふるさと名立のくらしと文化伝統を語り継ぐ会の皆様、詳しく調べてまとめて頂き、ありがとうございました!