📚塚田の昔📚
今はなき「塚田サニー牛乳」
昭和30年代(1955年頃)に販売開始した加工乳です。
当時の生乳(加熱処理せず搾ったままの乳)の脂肪分は約3.2%
「塚田サニー牛乳」の脂肪分は3.4%以上
脂肪分が高いので、濃厚さが味わえる事が特徴でした。
当時は今でいうところの無調整牛乳はなく、加工乳が主流でした。
その後、昭和40年代(1965年頃)に酪農家達の努力があり、生乳の脂肪値が徐々に上昇、現在では脂肪値が約3.6%以上まで上昇し、また、生産者団体による無調整の良さのアピールによって、加工乳と何も手を加えない無調整の牛乳の差に消費者が敏感になり、無調整牛乳の購買が増えて行きました。
こうして、サニー牛乳の商品としての存在感が薄くなってきたことから、サニー牛乳は役目を終えました。